「羊の木」錦戸亮主演で実写映画化!【山上たつひこ&いがらしみきお人気コミック】
山上たつひこ原作、いがらしみきお作画の人気コミック「羊の木」が、監督・吉田大八、主演・錦戸亮で実写映画化されることになりました。
キャストやあらすじ・コメントなどを集めました♪
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映画「羊の木」は
殺人などの凶悪犯罪に手を染めた元受刑者たちを受入れた港町で起こる
数々の事件、住民と元受刑者の不協和音、そして人間が本来的に犯罪者に感じる生理感覚を描いた
山上たつひこ氏原作・いがらしみきお氏作画のコミック『羊の木』(講談社イブニングKC刊)を大胆にアレンジ。
2014年文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞した問題作を、全く新しいエンディングで描くヒューマンエンターテインメント作品となっています。
あらすじ
さびれた港町・魚深市(うおぶかし)に移住してきた見知らぬ6名の男女。
新仮釈放制度により自治体が身元引受人となって出所した犯罪者の受け入れ担当となった、ごく平凡な市役所職員・月末一(つきすえはじめ)は彼らの受け入れを命じられた。
時を同じくして、月末が想いを寄せ続ける同級生・文(あや)も魚深へと帰郷していた。
この6人の移住者は、何かがおかしい。
落ち着かない言動、尋常ではない佇まい、不審な同行者。
月末は衝撃の事実を知る―彼らは新仮釈放制度により自治体が身元引受人となって出所した元受刑者であり、全員に殺人歴がある。
そして、この事実は知られてはならない。異物を受入れた町と人々の日常の歯車がにわかに狂い始める――
「がきデカ」の山上たつひこ原作、「ぼのぼの」のいがらしみきお作画と、2人の漫画界の巨匠がタッグを組み、殺人などの凶悪犯罪に手を染めた元受刑者たちを受入れた港町で起こる数々の事件を描いた同名コミックを実写映画化。
住民と元受刑者の不協和音、そして人間が本来的に犯罪者に感じる生理感覚を描いた原作は、2014年文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞するなど高く評価を受けています。
本作の実写映画化でメガホンをとるのは、『桐島、部活やめるってよ』『紙の月』の吉田大八監督。
「普通の人の輪に入り込む異物」という極限の設定と、その異物が元殺人犯であるというセンセーショナルなテーマで、映画版では原作を大胆にアレンジし、全く異なる新しい結末を迎えます。
出演キャストは、主人公のお人よしな市役所職員・月末一役を、吉田大八監督作品への初参加となる錦戸亮さんが演じ、
町に帰郷した月末の同級生・文役を木村文乃さんが演じるほか、
元殺人犯たちの6人たちも豪華キャストが集結しました!
元殺人犯には
ごう慢ですぐ人に絡む釣り船屋・杉山勝志役に北村一輝さん。
色っぽく隙のある介護士・太田理江子役に優香さん。
人見知りで几帳面すぎる清掃員・栗本清美役に市川実日子さん。
大人しく気弱な理髪師・福元宏喜役に水澤紳吾さん。
強面で寡黙なクリーニング屋・大野克美役に田中泯さん。
無邪気で好奇心旺盛な宅配業者・宮腰一郎を松田龍平さん
が演じます。
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キャスト・監督・原作者コメント
錦戸亮/月末一役
僕自身、約2年半ぶりに撮影する映画で、さらに初めてのサスペンスになるのでとても楽しみ(?)というか、ソワソワしています。
監督をはじめとして、キャストの方も初めてご一緒する方々ばかりなので、一癖も二癖もある共演者に「月末」として精一杯翻弄されたいと思います。
どうぞご期待ください!
木村文乃/石田文役
最初にお話を頂いた瞬間から、吉田監督とお仕事出来ることを楽しみにしています。
黒でも白でもなくグレーな部分に切り込む今回の作品がどんな吉田色に染められていくのか、そしてその一員になれることをとても嬉しく思います。
北村一輝/杉山勝志役
吉田大八監督の作品に参加出来る事、大変嬉しく、楽しみでなりません。
監督の繊細な世界観と羊の木のもつ独特な雰囲気に浸りながら撮影に挑みたいと思っております。
優香/太田理江子役
吉田監督の作品を見ていたので今回ご一緒出来る事に幸せを感じています。
「愛しすぎて人を殺してしまい、服役した女性」という、初めての役に難しさを感じますが、吉田監督と話し合いながら演じていきたいと思います。
市川実日子/栗本清美役
羊の木という、木に羊が生っている絵を見せて頂きました。
不思議で少し恐いその絵は、脚本から感じた、現実と夢想の狭間を行ったり来たりするような感覚と近い印象を受けました。
脚本の中のリアルはどこにあるのか…これから吉田監督の作られる世界が、少し恐くて、たのしみです。
水澤紳吾/福元宏喜役
小学生の時、実家近くにいがらしみきおさんが引っ越してこられて、隠れながら友人と家を見に行ったこともありまして、不思議な感じであります。
何かそんな「力」を想いながら(一方的にですが…)撮影まで準備できること、大変心強く、嬉しく思います。
田中泯/大野克美役
また人になる。
素人同然の僕に演技の依頼だ、役者になってくれと頼まれたのだ。
僕は役の人のことを夢中になって思う。
僕自身のことも。
出会って来た偶然が、もしどこかで入れ代っていたら、この役の人のようになっていたかも知れないと思い、グルグルと考えることがある。
「羊の木」の大野も、そんな人の1人かも知れない。
僕は1人じゃないと、いつも思っている。
1人分生きるのではもったいない。今の僕はたまたまさ、と思う。
ひょっとしたら、偶然のめぐり合わせで、僕は大野のようになっていたかも知れないのだ。
面白い!成ってみようじゃないか、僕はうれしい!
松田龍平/宮腰一郎役
吉田大八さんとやれることを、嬉しく思っています。
自分の思いを色々とぶつけさせていただく、素晴らしい機会を頂いたことを幸せに思う次第です。
吉田大八監督
善と悪、普通と異常、自分と他人、地方と中央、生と死。
原作「羊の木」に出会ってしまった結果、そういう境目たちとまとめて向き合うことになりました。
もちろん怖いのですが、間もなく撮影が始まるので覚悟を決めなければいけません。
とんでもなく魅力的なこの俳優たちと共に、ダークだけどカラフル、怖すぎて笑えるような映画を目指します。
そしてできれば、人間と人間じゃない何かの境目まで見届けて、無事に帰ってきたいです。
井手陽子プロデューサー(アスミック・エース)
過去を知らない人ばかりのこの世界で、過去に秘密を持つ移住者たちを受け入れる物語は、あながち、ただのフィクションとは言いけれません。
誰かと一緒に生きることは、様々な問題を生みますが、その出会が何かをもたらすこともあります。
この原作に引き寄せられ、吉田監督と魅力的なキャストたちの出会いがもたらす、新たな「羊の木」が、どんな結末を迎えるか、今から楽しみでなりません。
山上たつひこ/原作者
不安は朦朧とした人の姿に似ている。恐怖は陽光の中の微笑に似ている。
ぼくは、それを呪文のようにつぶやき、いがらしみきおはそれを震える描線で刻印した。
映像はリレー競技の最終ランナーだ。
それがゴールしたとき、ぼくたちは触れるはずである。
窓から差し込まれた見知らぬものの手に。
いがらしみきお/原作作画
映画化の話をいただいた時は驚愕しました。
ほんとは狙っていましたが(笑)。そういう意味でとてもうれしいです。
原作とはまた違った「羊の木」を見られるのを山上先生とともに楽しみにしています。
実写映画「羊の木」は2016年10月から撮影開始。
2018年公開予定。
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